みなさんの税金が、市の家計簿(決算)としてどう使われたかを点検するのが「決算審査」です。
監査委員が「ルール通りか」を確認するのに対し、議会は「暮らしに役立ったか」「無駄がなかったか」を市民の目線でチェックします。
① 予算と実際の使い道を比べる
家計でも「月10万円かかる」と予算を立てたのに、実際は8万円で済んだら「見積もりが大きすぎたのでは?」と見直しますよね。
市も同じで、収入と支出の予算と実績を比べ、差が出た理由を確認します。
② 成果の検証(3つの視点)
お金をかけた事業が「本当に役立ったか」を、家計の買い物に例えるとわかりやすいです。
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妥当性:買ったものは必要だった?(市民ニーズに合っていた?)
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有効性:実際に役に立った?(効果・成果はあった?)
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効率性:もっと安く、工夫してできなかった?
市の事業も、この3つの視点で点検します。
③ 歳入のチェック(収入の見直し)
家計でいうと「給料」「副収入」の部分です。
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税金や使用料はちゃんと納められているか?
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不納欠損(徴収不能)はなぜ発生したか?
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広告料などの自主収入を増やす努力は十分か?
④ 歳出のチェック(支出の見直し)
こちらは「家計の支出」。
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不要な買い物はなかったか?
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修繕を怠って結局大きな出費になっていないか?
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工事や契約は適正に行われたか?
⑤ 公共施設・指定管理者(家計の外注)
家計でも「掃除を業者に頼む」ときは、
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料金に見合ったサービスをしてくれたか?
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安全で清潔な状態に保たれているか?
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修繕や維持は計画的にされているか?
市が民間に任せている施設運営(指定管理)も同じ考えでチェックします。
⑥ 出資団体・第三セクター(家計の投資先)
家計でいえば「親戚の会社にお金を出した」「子どもの習い事に援助した」イメージ。
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経営は健全か?
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税金に見合う成果を出しているか?
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組織や人件費は効率的か?
国も、こうした団体の抜本的な改革を自治体に求めています。
まとめ
決算審査は、
市の家計簿を市民の立場でチェックする作業です。
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予定と実際のズレ
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成果が出たか(妥当性・有効性・効率性)
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公共施設や団体の運営状況
こうした点を確認し、まちづくりに活かしていきます。